
あなたは「やりたいこと・好きなことでお金を稼ごう」なんて思っていませんか?
はっきり言うと、それは「可能」ですが「難しい」です。
今回は、なぜ「やりたいこと・好きなことでお金を稼ぐこと」が難しいのかを考えていきます。
目次
範囲が狭まる
その理由としてまず挙げられるのが、「範囲が狭まること」にあります。
どういう事かと言いますと「お金を稼ぐこと」と「やりたいこと・好きなこと」を掛け合わせてしまうと凄く範囲が限定されます。
例えば、自分の「やりたいこと・好きなこと」が「ゲームをすること」だとします。
現代で「ゲームをすること」で「お金を稼ぐこと」ができる職業は「プロゲーマー」か「ゲーム実況者」しかないわけです。
現在ではYoutubeの収益化も厳しくなっていますし、プロゲーマーになれるのも一握りです。
二つを分けて考える

先ほど挙げた「お金を稼ぐこと」と「やりたいこと・好きなこと」を掛け合わせた考え方ではなく、
今度は、別々に分けた考え方ならばどうでしょうか?
「お金を稼ぐこと」と「やりたいこと・好きなこと」を別々に考えてみてください。
まず、「やりたいこと・好きなこと」というのはあなた自身が知っていますので様々です。
僕を例に挙げてみると、「読書」「ゲーム」「映画」「漫画」だったりします。
そして、次に「お金を稼ぐこと」を考えていくと、
その方法は様々です。「転売」「アフィリエイト」「airbnb」「株式投資」「クラウドワークス」「ココナラ」「fx」などなど様々な稼ぎ方があります。
自分の『得意な分野』で稼ぐ
二つを分けて考えると選択肢は広がりますので、「お金を稼ぐことが簡単になる」とは言えませんが
自分の得意な分野に合った方法を探していくことができるので、稼ぎやすくなります。
もし、文章が書くのが得意なら「ライター業務」や「アフィリエイト」をすれば良いですし、
金融系の知識があったり、企業の業績を追うのが得意な人は「株式投資・FX」をすれば良いですし、
例えば、「ダイエット」が得意や「絵を描くのが得意」ならば、「ココナラ」でサービスを売れば良いのです。
ここで重要なのは「得意なこと」という点です。
「ゲームをするのが好き」というの「ゲームをするのが得意」ではないかもしれないので、
「ゲームをするのが得意」でなければ、「プロゲーマー」や「ゲーム実況者」でお金を稼ぐことは難しいのです。
「やりたいこと・好きなこと」でお金を稼ごうとしてしまうと「プロゲーマー」と「ゲーム実況者」しか選択肢がなくなります。
つまり、「得意なこと」でないとお金を稼ぐことは難しいのです。
「好きなこと(趣味)」と「得意だから好き」を分けておく
以前、コチラの記事で「好きなこと(趣味)」と「得意だから好き」は分けて考えるべきであるとお話ししました。
要約すると、先ほども言ったように「得意なこと」でないと「社会に価値を提供してお金は稼げない」ということです。
なので、「やりたいこと・好きなこと」と「お金を稼ぐこと」の両立を目指すのではなく、
自分にとって「得意なことでお金を稼ぐこと」と「やりたいこと・好きなこと」を分けて考えて、
たっぷりお金を稼げるようになってから「好きなこと・やりたいこと」をした方が効率が良いということです。
「仕事をすること」と「お金を稼ぐこと」は違う
「仕事をすること」と「お金を稼ぐこと」は基本的に無相関なんだけど、前者に付随して賃金が発生するから皆が勘違いしているだけ。
仕事とは、自分がやりたいことをやったり、自分が望む世界を作ったり、自分の価値を誰かに提供すること。
お金を稼ぐとは、最も効率的にお金を得て増やすということ。
— 悠斗 (@yuto_le) 2018年9月8日
経済活動と仕事は確かに別物だけど、一々分けるのが面倒だから「やりたいことをやる」「社会に価値を提供する」「大金を稼ぐ」といった機能を、スマートフォンのように一つの仕事で纏めて完結させたいって気持ちもある。 https://t.co/LT8tMI2f3e
— 拓実 (@di1AzzMMXxowpkS) 2018年9月14日
まぁ、そういう人が圧倒的多数派だから、世の中ってイージーモードなんだけどね。 https://t.co/K3CORb7F2h
— 悠斗 (@yuto_le) 2018年9月14日
この一連のTwitterの会話の中でわかるのは、
基本的に多くの人は「やりたいこと(自己実現)・社会に価値の提供(生きがい)・大金・生活費を稼ぐ」というのを一まとめにして実現しようとするから苦しくなるということです。
そして、大多数の人の優先順位は、
- 大金・生活費を稼ぐ
- 社会に価値の提供(生きがい)
- やりたいこと(自己実現)
これを一気に実現しようとすると間違いなく大勢の人が失敗します。
そして、「やりたくもない仕事・やりがいのない仕事を生活のためにする人」が出てきてしまうのです。
大半の人は「めんどくさがり」なだけ

こういった現象が起こるのは、ただ多くの人間は「めんどくさがり」でただサボっているだけです。
例えば、自分の得意な方法で「お金を稼ぐ」ということをして、
違う仕事で「社会に価値を提供して生きがいを感じること」をしながら、
家に帰って「やりたいこと」をするというのでも良いわけです。
例えば、「社会に価値を提供しながら、お金を稼ぐこと」ができるという二つが重なればラッキーで、三つ重なればそれは天職とも呼べます。
しかし、多くの人は重ならないことが多いので、決してそれらを一括りにまとめてしなくても良いのです。
ただ多くの人は、「そんないろんなこと考えるのが面倒くさい」という理由で放棄してしまいます。
「お金を稼ぐこと」に集中する
先ほども言ったように多くの人は一括りにしてしまうので、自分で自分の生き方を難しくしていっています。
なので、それぞれ一つずつ集中していけば「やるべきこと」が見えてきます。
先ほどの最後のtweetでも言っていたように、「お金を稼ぐこと」に集中して考えることができれば案外人生イージーモードなのかもしれません。
優先順位を決める

最後に僕を例にして考えて見たいと思います。
僕の優先順位はこれです。
- やりたいこと(自己実現)
- 大金・生活費を稼ぐ
- 社会に価値の提供(生きがい)
自分のやりたいことがあって、そのためにはお金が必要で、その中で何らかの価値を与えていくことができたらいいなと思っています。
まず、「やりたいこと(自己実現)」というのは「セミリタイアをして読書やゲームをしながら楽しく暮らすことです。」
つまり、僕の自己実現のためにはお金が必要なのです。
なので、そのためには「お金を稼ぐこと」が必要なので、現在は「資産運用」や「アフィリエイト」の勉強をしています。
そして、就職活動もいかに自分自身でお金を稼ぐことのできるスキルを身に付けることができるところに行こうと考えています。
そして、僕は「文章を書くこと」と「コツコツと積み重ねること」が得意なので、このブログを通して「何らかの価値を提供している」という生きがいを得ています。
というわけです。
まとめ
今回の話はとてもややこしいのでまとめると、
大金・生活費(お金)を稼ぐ
社会に価値の提供(生きがい)
やりたいこと(自己実現)
人生において、この3つを『分けて考えること』と『優先順位をつける』という方がもっとシンプルで効率的だということです。
そして、自分にとっての「好きなこと・やりたいこと」と「得意だから好きなこと」は分けて考えましょう。ということです。
そして、社会に価値を与えることができたり、お金を稼ぐことができるのは後者の「得意だから好きなこと」つまり「得意なこと」であり、
そちら側の方が「お金を稼ぐこと」や「社会に価値の提供をすること(生きがいを得る)」ことはしやすいですよ。
というお話でした。。