
「やらないければいけないこと」というのは常にあるものです。
自分の目的・目標達成のためにやるべきこと。やりたいこと。仕事をしたり、ご飯を食べたり、掃除をしたりと色々あります。
「やらなければいけないこと」というのは「やりたいこと・好きなこと」をはじめとして色々ありますが、ここでは『行動』としておきましょう。
その『行動』をするためにはいくつかの段階を踏んでいかなければいけません。
勿論、踏まなくても良い人は良いんです。どんどん「やるべきこと」をやっていってください。
行動に移せるまでの2種類の条件

行動に移せるまでには3つのステップを踏む必要があります。
- 認知
- 情動
それが「認知」と「情動」の2つです。
この二つがなぜ大事なのかというと、
人間は、例えやりたいことであっても「難しそうなこと・無理だと思うこと」をしたく無い生き物であり、「理性」ではなく「感情」で生きている動物だからです。
行動の種類によって順番は変わる
これらは行動の種類によって変化します。
それは「動機付けが無いやるべきこと」と「動機付けがあるやりたいこと」です。
「動機付けがない」ということは「情動」が起こっていないので、特にやりたくはないんですよ。
でも、やらなければいけない。そういう時にはまず「認知」を変化させてから「情動」させるべきです。
「動機付けがある」ということは「情動」がもう既に起こっているので、
やりたいことなんだけども行動には移せていない。そういう時には、「認知」を変化させるだけで良いのです。
認知を変える

「情動」については以前、コチラの記事で「感情を動かす方法」とともに解説しましたのでよろしければどうぞ。
簡単にいうと、「情動」とは自分が「やりてえ。」とか「ああ、なりてえ。」とか「〜〜してやるぜ。」とか『自分の感情が動かされた時』です。「動機づけ」とも言えます。
「認知」を変えるというのは、文字通り『物事に対しての考え方(認知)を変える』ということです。
例えば、約一時間かかるやるべきことが7つ溜まっていたとします。
一日に7つやろうとすると、7時間かかるので一日一回していけば一日の負担は減ります。
こうすると、「一日七時間なんて無理だあ。」と思いながら先延ばしにしてしまうところを、「一日一時間ならやれるかも。」となります。
ここで、「難しいかも知れない」と思っていたのが「これならできるかも」となるわけです。
これが「認知の変化」であり、言ってることは至極簡単です。
認知の変化で起こること

この認知の変化で起こることは「ハードルが下がる」ということと「目標設定が増える」ということが起きます。
ハードルが下がる
「ハードルが下がる」ということは「行動しやすくなる」ということです。
「5km外に走りに行く」というのはハードルが高いですが、「向かいのコンビニまで走りに行く」というのはグンとハードルが下がりますよね。もしかしたら、もっと下げると「家の周りを三周歩く」ぐらいまで下げることができるかもしれません。
一見、バカバカしいと思うかもしれませんが、
「5km外に走りに行く」と思いながら「走りに行かない」のと、
「家の周りを三周歩く」と思いながら「毎日歩く」のではどちらが健康に良いでしょうかね。
そういうハードルの上げ下げを自分で設定できれば、自分の調子に合わせて無理なく行動・継続することができます。
目標設定が増える
「目標設定が増える」というのはめんどくさそうだと思うかもしれませんが、
言い換えると「成功体験が増える」ということです。
物事を分解していけばしていくほど目標は増えます。
例えば、先ほどの例で言うと、
「5km外に走りにいく」ということは「5km外に走りにいく」ということだけが目標です。これを達成できなければ目標未達成になります。そして、失敗ばかりが続き「やめてしまう」ということになるわけです。
ですが、「5km外に走りにいく」ということに対して認知を変えてみて、
まずは「気持ちいい程度に歩く」から始めてみて、そこから「1km走ってみる」。「3km走ってみる」。という風に目標を重ねていって、最終的に「5km外に走りに行く」ことが達成できれば良いわけです。
前者と後者で「成功体験」が多いのは圧倒的に後者ですよね。やれればですけど。
しかし、「成功体験」を増やすというのは「情動」の部分にも関わってくるので非常に重要です。
自分が「できる」と思えることが行動をする際の大事なポイントになってきます。
つまり、単なる「ゲーム」なんですよ。
最後に
まずは自分のやるべき『行動』は動機があるのか。ないのか。
「認知」が高すぎるのか。「情動」が薄いのか。という風に分解して客観視していくと良いと思います。
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