
以前、コチラの記事で人間には「to do型」と「being型」の2種類がいて、
そもそも、「やりたいこと」なんて見つけなくても、「ありたい状態」を追求して行けば良いからやりたいことは無理に探さなくても良いというお話をしました。
しかしながら、
や・は・り、「やりたいこと」がある方が人生は楽しいと思うのです。
どうありたい状態を追求しても、人生の大半の時間を使う「仕事」が楽しくなければ、辛いじゃないですか。
イチローも引退会見で言っていましたが、「何かやりたいことを見つけて、その方向にベクトルを向けるべきだ」ということを言っていました。
共感しかないです。
ちなみに、ここで言う「やりたいこと」と言うのは「やりたい仕事」の話です。「やりたい趣味」の話ではないので勘違いしないで下さい。
趣味なら誰でも持っていますし、増やすことなんて容易です。楽しいことをすればいいのです。
今回は「やりたい仕事」の見つけ方や考え方についてお話ししていきたいと思います。
やりたい仕事は3種類に分かれる

僕は「やりたい仕事」は3種類に分かれると思っています。
それはこの3つです。
①内発的動機(やりたいこと)
②感動の共有
③悲しみの抑制
一つずつ丁寧かつ大胆に説明していきます。
1.内発的動機(やりたいこと)
まず一つ目は、「内発的動機付け(やりたいこと)」です。
これは、そもそも「その仕事をすることが目的」という奴です。
例えば、自分の技術を高めたい!この仕事をしてるのが楽しい!みたいな奴です。
それが結果として、価値の提供に繋がって仕事になるということです。
スポーツ選手やアーティスト、技術職の人なんかに多い気がしますね。ホットな話題だとプロゲーマーとか。ゲーム実況とかですかね。
勿論、価値を提供するレベルにならないと仕事にすらならないですけどね。
まあこういう自分の内発的動機付け(やりたいこと)を突き詰めていくという風に「やりたい仕事」を見つけるというのが一つ目です。
2.感動の共有
二つ目は、「感動の共有」です。これは文字通り、感動を共有することです。
例えば、このゲームめちゃくちゃ面白すぎるから、この感動を色んな人に届けたい。とか、
自分は珈琲が好きすぎるから、この魅力を色んな人に届けたい。みたいな。
つまり、自分の過去の原体験から自分の「感動したこと」や「嬉しかったこと」「楽しかったこと」を他の人に共有するという見つけ方です。
3.悲しみの抑制
最後は、「悲しみの抑制」です。これをしている人は凄く立派に見えるのは何故でしょうか。
例えば、勉強が出来なくて辛い思いをしたから勉強が出来ない子のサポートがしたい。とか、
不登校になり辛い思いをしたから居場所がない人の居場所を作ってあげたい。みたいな。
つまり、自分が今まで感じた「悲しみ」や「悩み」「辛さ」を解決・抑制するという見つけ方です。
多くの人が「やりたいこと」を見つけられない理由

ここで、何故多くの人が「やりたい仕事」を見つけられないのか。
それは、多くの人は①の「内発的動機付け」で探してしまいます。
自分が経験したこともない「仕事」に「内発的動機付け」を求めてしまうのです。
もしかすると、「興味」という形で「やりたい」と思うかもしれませんが、ミスマッチがあったりすることも多々ありますし、
興味を持ったその仕事が自分にとって良い仕事なのかは結構博打なところもあるので、実際に経験してみるということは非常に重要なことになってきます。
「興味があるからやりたい」と「その行動をもう一度やりたい」は分けて考えましょう。
両者は経験しているかどうかという点で大きく異なります。
「目的」を考えてから「手段」を洗い出す
まずは自分の「目的」は何なのかを考えましょう。
①だと「その仕事をすることが目的」です。
②だと「感動の共有をすることが目的」です。
③だと「悲しみの抑制をすることが目的」です。
①はそもそも仕事を選ぶ必要はありません。仕事が目的なのでその仕事をすれば良いのです。
しかし、②と③はその目的に対する手段が沢山あるはずです。
例えば、「教育環境に苦しめられたから教育環境を改善したい」という③の目的があった場合、
「教育環境を改善するための手段」というのは様々です。
教員になり現場に出て改善することもできますし、教育事業の企画立案で新たな教育サービスを作ることもできます。
その他にもITの力を使って「Edtech」や「ICT」という形で関わることも可能です。
その中で、自分の興味のある手段や、得意分野を見つければいいと思います。
このような考え方をすれば、自分の軸がブレずに「やりたい仕事」を見つけることができます。
なので、「何が目的なのか」というのが非常に重要です。