
今回は、『ミニマリズム』という芸術を言葉で表現した「名言・格言」について見ていきたいと思います。
美術・建築・音楽などの分野で、形態や色彩を最小限度まで突き詰めようとした一連の態度を最小限主義、ミニマリズム(英: minimalism)という(ミニマリスムとも表記される)。1960年代のアメリカに登場し主流を占めた傾向、またその創作理論であり、最小限(minimal)主義(ism)から誕生し、必要最小限を目指す手法である。装飾的な要素を最小限に切り詰め、シンプルなフォルムを特徴としている。また、ミニマリズムを行う者を「ミニマリスト」と呼ぶ。
出典 wikipedia
その中でも、「ミニマリズム」を学べるものを抽出してみました。
スティーブ・ジョブズ
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
人生一日一日が最高の日であるように常に「最高の選択」をし続けるというジョブズの美しい言葉です。
「自分自身の最高の選択」をするということは、「自分自身の最高の選択以外」はしないということです。
まさに、「選択と集中」そして、それ以外を全て捨ててしまうという究極のミニマリズムの思想が詰まっています。
ジョブズがミニマリストだったということにも頷けます。
老子
自分が何者かに固執しなければ、自分がなり得る最高の自分になり得る。
自分を「最高の自分」になることを妨げているのは、自分自身の肩書きやプライドだったりします。
もし、あなたが「社会」「学校」「家族」「友人」「仲間」などの全ての目を気にしなくなった時、あなたは何をしたいですか?
もしかしたら、あなたが囚われているのは、「人の目」という妄想かもしれません。
もし、「最高の自分」が思い描けているのなら、それになるだけでいいんですよ。「人の目」なんて捨ててしまいましょう。
ガンジー
死ぬ覚悟が出来ていれば、人は自由に生きられる。
死ぬ覚悟というのは、死の恐怖に勝ったということでもあり、死が来ることを受け入れたということです。
死を受け入れたのなら、本当の意味で人間には寿命があり、限界があることをわかっています。
つまり、人生には限りがあるということをわかっているということです。
もし、あなたが寿命3ヶ月と言われたら、必ずやりたいことをやり尽くすでしょう。
それと同じで、寿命が3ヶ月でも、1年でも、50年でも、いずれ死ぬということに変わりはありません。
なのに、僕たちはまだ生きれるという幻想を抱きながら、安心し、死ぬ覚悟もせずに不自由でも「まだ人生は長い」と思いながら過ごしています。
もし、自分が不自由な暮らしをしていると感じるならば、それはあなたの死への覚悟がまだ足りないのかもしれません。
死の恐怖さえも捨ててしまいましょう。
マルティンルター
たとえ明日世界が滅亡しようとも、今日私はリンゴの木を植える。
明日死ぬとしても、やることができるあなたにとっての絶対的価値があることはありますか?
ルターはキリスト教に迫害を受けながらも自らの信仰を貫き続けました。
迫害のような苦しみを受けたとしても、他人の人生は生きるまいと自分の絶対的価値観を貫こうとしたのです。
僕は、その信仰が善であれ、悪であれ、自分の信仰を貫き通すということが美しいと思います。
マザーテレサ
わたしたちは、成功するためにここにいるのではありません。誠実であるためにここにいるのです。
マザーテレサが「誠実」という選択をしていたことがよく見て取れます。
その「誠実」に生きるためには「成功」はいらないというミニマリズムな所が見えます。
本来は「成功」とは誰もが追い求めそうなことですが、それでもマザーテレサは「誠実」を求めるということを言い切っています。
美しいですね。。
このように、やはり皆『何かの選択』をし、それに対して『何かを捨てています』。
人生において選択するのは簡単ですが、捨てるのは非常に難しいです。
しかし、それを決めるのは自分自身でしかないのです。
それを決めることができる人間こそ「偉大な人間」と言えるのではないでしょうか。