一人を好む『内向型人間』とは?『内向型』の特徴14個も詳しく解説します。

 

あなたは『内向型』という気質を知っていますか?

 

およそ、3分の2もしくは3分の2の人が内向型人間だと言われています。なので、僕たちのみじかに『内向型の人』は存在しているのです。

 

今回は、その『内向型人間』とはどういう人なのかということと、『内向型人間』の大きな特徴についてをご紹介していきたいと思います。

 

内向型人間とは?

 

内向型人間というのは、そもそも『性格』や『気分』の話ではなく、『遺伝子』や『脳』『神経伝達物質』などの根本的な構造から違っています。

なので、「男」と「女」それぞれに構造的な特徴があるように、「外向型」と「内向型」にもそれぞれ構造的な特徴があるのです。

 

しかし、「男」と「女」のように明確には分けられず、それぞれに段階があります。つまり「外向型と内向型の中間」もいるということです。

 

では、根本的な構造の違いについてお話ししていきます。その違いとは大きく分けるとこの3つです。

 

  1. アセチルコリン径路による支配
  2. 脳の「扁桃体」が活発
  3. D4DR遺伝子(新奇性追求遺伝子)が短い

 

1. アセチルコリン径路による支配

 

『内向型』と『外向型』はそもそも「脳」の神経伝達の径路そのものが違います。

 

『外向型』はアドレナリン径路であり、交感神経が優位です。そして、その径路とはこうなっています。

 

網状賦活系→視床下部→後部視床→扁桃体→側頭葉と運動野/短期記憶

また、刺激(ストレス)には交感神経が反応し、それによりドーパミンが放出され、快感を得たりエネルギーを充電したりします。

なので、「人と話す」ことや「刺激を受ける」ことでエネルギーを充電したり、快感を得るという仕組みになっています。

 

 

『内向型』はアセチルコリン径路であり、副交感神経が優位です。径路はこうなっています。

 

網状賦活系→視床下部→前部視床→ブローカー野→前頭葉→海馬/長期記憶→扁桃体

というように、外向型人間のアドレナリン径路よりも経路が複雑で長くなっています。

 

また、刺激(ストレス)には副交感神経が反応するので、活動的ではなくなります。

このように、アセチルコリンによって快感を得たり、エネルギーを充電したりします。

 

『アセチルコリン』とは『神経伝達物質』のことで、「注意力や長期記憶を利用する能力」に影響します。その上、「何かを考えたり感じたりしている際に快感を引き起こす」という性質があります。

 

2. 脳の「扁桃体」が活発

 

内向型人間は外向型人間よりも脳の「扁桃体」という部分が活発に活動します。

そもそも「扁桃体」とは脳の感情を司る部分であり、主に『ストレス』や『不安』『恐怖』を察知する場所でもあります。

 

簡単に説明しますと、「虎がいる!危険だ!」と察知してからすぐに体を反応させるための機能でもあります。

「体を危険から身を守るために考えるよりも先に行動させる機能」と言うとわかりやすいでしょうか。

 

その「扁桃体」が活発であるということは、『不安』や『恐怖』に過敏に反応してしまうということでもあります。

 

 

3. D4DR遺伝子(新奇性追求遺伝子)が短い

 

「D4DR遺伝子」は長いとドーパミンの感受性が高くなります。逆に、短いと低くなります。

 

ドーパミンの感受性が高いということは、「ドーパミンを感じにくい」のでより「強い刺激」を求めてしまいます。

内向型人間はこの遺伝子が短いので、ドーパミンの感受性が弱く、弱い刺激でもドーパミンを感じやすいのです。

 

ドーパミンは「快楽」や「意欲・やる気」に関わるホルモンのことです。 

 

なので、「外向型」は「強い刺激」が必要ですが、アドレナリン径路のおかげで「強い刺激」を感じることができています

そして、「内向型」は「強い刺激」は得意ではないですが、アセチルコリン径路のおかげで適度な「刺激」による「快感」を感じることができるのです。

 

 

 

内向型人間の傾向

 

内向型人間の傾向としては以下のようなものが挙げられます。

あなたも内向型人間かどうかチェックしてみてください。

 

  1. グループよりも一対一の会話を好む。
  2. 文章の方が自分を表現しやすいことが多い。
  3. 一人でいる時間を楽しめる。
  4. 周りの人に比べて、他人の財産や地位や名声にはそれほど興味がない。
  5. 内容のない世間話は好きではないが、関心のある話題について深く話し合うのは好きだ。
  6. 聞き上手だと言われる。
  7. 大きなリスクは犯さない。
  8. 邪魔されずに「没頭できる」仕事が好きだ。
  9. 誕生日はごく親しい友人ひとりか二人で、あるいは家族だけで祝いたい。
  10. 「物静かだ」「落ち着いている」と言われる
  11. 仕事や作品が完成するまで、他人に見せたり意見を求めたりしない
  12. 他人と衝突するのは嫌いだ。
  13. 独力での作業で最大限に力を引き出せる。
  14. 考えてから話す傾向がある。
  15. 外出して活動した後は、たとえそれが楽しい体験であっても、消耗したと感じる。
  16. かかってきた電話をボイスメールに回すことがある。
  17. もしどちらかを選べと言うなら、忙しすぎる週末より何もすることがない週末を選ぶ。
  18. 一度に複数のことをするのは楽しめない。
  19. 集中するのは簡単だ。
  20. 授業を受けるとき、セミナーよりも講義形式が好きだ。

 

出典 内向型人間の時代

 

この質問に対して、◯の数が多ければより内向的と言えます。

しかし、これはあくまでも「内向的な人の要素をまとめたもの」であり、あくまで傾向です。

 

もう少し詳しく、自分が内向型かどうかを知りたい方はコチラをどうぞ。

 

 

 

内向型人間の特徴

 

 

では、『内向型人間』の特徴について詳しく見ていきましょう。

先ほど、あげた3つのことが大きく関係しているので、それらも交えてご紹介します。

 

  1. 一人でいることを好む
  2. 感情を表に出さない。
  3. 思考や想像・妄想を常にしている。
  4. 一つのことに没頭する(シングルタスク)を好む。
  5. 外出やアクティブな行動に疲労を感じやすい。
  6. 少人数でいることの方が好き。
  7. 大人数の前に出ることを好まない。
  8. 自分の考えが出にくい。
  9. 本質を見抜く力が強く、雑談が得意ではない。
  10. 細かいところに気がつく。
  11. 慎重性があり、リスクを好まない。
  12. 人付き合いが苦手。
  13. やる気がなさそうに見える。
  14. 自己肯定感が低い・自信がない。

 

1. 静かで穏やかな場所で一人でいることを好む

主に静かな場所で一人でいることを好みます。これは「弱い刺激(読書や映画)」などの家の中でも十分楽しめるということや、

一人でいる方がエネルギーを充電しやすいからということだと思います。

ただ、「一人を好む」というのは「人といることが嫌い」ではありません。どちらかというとという話です。

2. 感情をあまり表に出さない

考え事をしているせいか、感情を出したり、言葉を発したりすることが少ないです。

なので、自分では考え事をしているということは話していることと同じなのに、他人から見ると急に話し出したように見えて驚かれます。

また、持ち前の記憶力や没頭を好むことから知識量が多いので、普段出さない知識量を急に出すと驚かれたりします。

3. 思考や想像・妄想を常にしている

脳内では常に考え事をしています。そのせいで考えすぎてしまうこともしばしばあります。

「声」に出さないだけで、「心の中」ではずーーっと喋っています。

これはアセチルコリンの「何かを考えたり感じたりしている際に快感を引き起こす」という性質があるために引き起こされることだと思われます。

4. 一つのことに没頭する(シングルタスク)を好む

一度にいろんなことをすること(マルチタスク)よりも、一つのことに没頭すること(シングルタスク)を好みます。

これは、脳のアセチルコリン径路が長くて複雑なために、多くのことを同時に処理することができないからであると思われます。

また、没頭している時の集中力はすごく強いです。

5. 外出やアクティブな行動に疲労を感じやすい

「読書」や「考え事」といった「弱い刺激」だけで快感を感じることのできる『内向型人間』にとって「外出」や「アクティブな行動」というのは、「強い刺激」となります。それ故に「強い刺激」を受けると疲労感を感じやいのです。

そして、疲労感を感じると人よりもグッタリしてしまったり、ゲンナリしていることが多くなります。

6. 少人数で深い関係を築く方が好き

大人数でいると、余計に刺激が強くなったり、気を使うことが増えるので、少人数の深い関係を好みます。

「深い関係が良い」というのは、気を使わなくてよかったり、深い本質的な話しができるからです。

7. 大人数の前に出ることを好まない

大人数の前に出るというのは物凄い刺激になり、見られているのが苦痛になるのであまり好みません。

他にも、監視されながら作業することなども好みません。

8. 自分の考えが出にくい

脳内回路が複雑なため、一時的に言葉が詰まったり、話がまとまらなかったりすることがよくあります。

また、「話すこと」よりも考えをまとめながらできる「書くこと」の方が自分を表現しやすいです。

9.  本質を見抜く力が強く、雑談が得意ではない

本質を見抜く力がとても強いので、「何が重要か」「何が根本か」というのがすぐにわかります。

しかし、その力が強いが故に「意味のない雑談」が得意ではなく、好みません。

なので「浅い雑談をする関係」ではなく、「深い本質的な話ができる関係」の方を好みます

10. 細かいところに気がつく

細かいところや変化などのすぐに気がつき、些細な人の感情の変化を読み取るのが得意です。

なので、「気が利く人」なのですが、そのせいか気を使ってしまい、穏やかで控えめな人が多いです。

また、記憶力も良い傾向があるのですが、「気がつく」という「注意力」「長期的な記憶力」というのは「アセチルコリン」の特徴でもあります。

11. 慎重性が強く、リスクを好まない

「慎重性があるひと」「不安症の人」が多く、リスクを好まない人が多いです。

これはおそらく、「不安」や「恐怖」を察知する「扁桃体」が活発なために、これらの感情が感じやすくなっています。

「内向型人間」にはギャンブルに手を出す人が少なかったり、怪しいものには手を出さないことが多いです。

12. 人付き合いが苦手

人付き合いが苦手な人が多く、その原因として「人と目を合わせること」「知らない人という刺激」「雑談という本質的でないこと」が苦手であることが挙げられます。

13. やる気がなさそうに見える

副交感神経系が優位なためなかなかやる気が起きないので、すぐに動きだせないことが多く、

周囲から見ると「怠惰」「やる気がなさそう」という風に見えることがあります。

14. 自己肯定感が低い・自信がない

これは内向型の特性ではないですが、「外向型」が「良い人間・価値のある人間」という風な風潮があるこの現代では、

「内向型人間」はその真逆に見えることが多いです。なので、そのせいで自分の自己肯定感や自信がない人も見受けられます。

 

 

終わりに

 

これらの特徴にもちろん「良し悪し」というものは存在しません。

 

なので、もし自分が内向型人間であると思うのなら、

これらの特性を「どのように活かしていけば『より良い生活・働き方』ができるのか」を考えてみましょう。

 

決してこれらは『弱み』だけではなく『強み』も含んでいます。

「外向型」には「外向型の強み・弱み」があります。「内向型」には「内向型の強み・弱み」があります。

なので、それらを理解し、人生に生かすということが最も重要なことなのです。

 

『内向型人間』の「強み」と「弱み」とは?向いている職業もご紹介します。

2018年9月16日

 

 

もっと『内向型』について詳しく知りたい人はコチラの本をオススメします。

 

 

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